自動化機器活用したソリューション開発目指す
クラウド型在庫管理システムを手掛けるロジザードは12月15日、野村不動産が進めている、物流DXを推進する企業間共創プログラム「Techrum(テクラム)」に参画したと発表した。
「Techrum」は2021年4月に開始。自動化機器の活用による物流課題解決を推進しており、施設のハード面にとどまらず、ソフトサービスも含めたより総合的なソリューション提案の場を提供している。
複数の企業が「共創」することで、「荷主・物流企業にとってリスクの低い自動化投資の意思決定を可能にする」ことを掲げており、ロジザードはコンセプトに賛同した。
「Techrum」は自動化機器の単なるセールスではなく、参画企業の連携や組み合わせなどによる課題解決やきめ細かいソリューション開発などを目指しているのが特徴。
野村不動産が開発した物流施設「Landport習志野」(千葉県習志野市)内の「習志野TechrumHub」を効果検証検討として活用し、参画基準にはあえて販路や他企業との連携制限などを設けず、幅広い企業が参画することで荷主や物流企業の課題解決を目指している。
(藤原秀行)