岡山・玉野に建築中の蓄電池工場「Power Base」開発推進
再生可能エネルギーの利用促進などを手掛けるスタートアップのパワーエックス (PowerX)は1月10日、追加で27億円の資金を調達したと発表した。累計調達額は約99億円に達した。
JA三井リースや損害保険ジャパン、正栄汽船、辰巳商会、四国電力、アンカー・シップ・パートナーズグループなどが出資した。
今回調達した資金は、岡山県玉野市に建築中の蓄電池工場「PowerBase」での蓄電池製品の製造や、製品の研究開発に充てる予定。
パワーエックスは定置用大型蓄電池や超急速EV(電気自動車)充電器などの蓄電池製品の開発・製造・販売、国内最速級EV充電ネットワーク「PowerXチャージステーション」などの事業を展開。電気運搬船「Power ARK」の実用化にも取り組んでいる。
「PowerBase」はパワーエックスが開発・製造する大型定置用蓄電池「Mega Power」や超急速EV充電器「Hypercharger」などの蓄電池製品を2024年春から出荷する予定。出資した辰巳商会の岡山営業所は同拠点に隣接しており、辰巳商会と物流面で協力する。
(藤原秀行)タイトル脇のイメージはパワーエックス提供