請求データの受領から仕訳処理まで自動化を後押し
鈴与は1月23日、インフォマートとパートナー契約を締結し、インフォマートが提供するクラウド請求書システム「BtoBプラットフォーム請求書」と、鈴与が手掛けている「請求書仕訳支援クラウド」のAPI連携を始めると発表した。
「請求書仕訳支援クラウド」は、作成したい仕訳データに合わせて、請求書・ウェブ請求データから必要な情報を抽出して自動的に会計仕訳データを作成するシステム。他の汎用的なシステムでは解決できない「請求データから明細行ごとに仕訳データを自動で作成したい」「請求書に記載されている情報から自社固有の事業コードや店舗コードなどを作成したい」といったニーズにも対応できる。
両社が組んで請求データの受領から仕訳処理までを自動化し、企業経理部門をはじめとしたバックオフィスのDX化を推進していきたい考え。
システム連携に合わせて、経営層、および経理業務を担当する社員男女521人に対して、アンケート調査を実施。その結果、経理業務効率化のためにウェブ請求書システムの導入が進んでいるものの、依然として解決できていない課題が残ってしまっている現状が明らかになったという。
「BtoBプラットフォーム請求書」で受領した請求データが、自動的に「請求書仕訳支援クラウド」へ連携されるので、ユーザーは 1件ずつ請求データをダウンロードする必要がなくなる。また、「請求書仕訳支援クラウド」内で、取引先担当ごとにデータを振り分けることも可能。
「BtoBプラットフォーム請求書」の自動仕訳機能では対応できない、自社固有の勘定科目や管理データへの自動仕訳が可能となり、手入力による仕訳データ作成がいらなくなる。「BtoBプラットフォーム請求書」に記載されている明細情報も連携して仕訳データの作成ができる。
「請求書仕訳支援クラウド」で作成した仕訳データは、後続の会計システムに合わせたレイアウトでCSV出力できるので、会計システムへの手入力も削減できる。
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(藤原秀行)※写真はプレスリリースより引用