オイシックスとヤマトの農産品物流効率化システム、長崎の農業組合法人が初利用

オイシックスとヤマトの農産品物流効率化システム、長崎の農業組合法人が初利用

受注や帳票作成の業務をPC、スマホで可能に

※タイトル横の写真はオイシックス・ラ・大地とヤマト運輸提供

有機・特別栽培野菜などの宅配サービスを手掛けているオイシックス・ラ・大地とヤマト運輸は3月4日、農産品の受注・帳票作成業務を効率化するシステム「ベジネコ」の利用を、農業組合法人ながさき南部生産組合(長崎県南島原市)がスタートしたと発表した。

 
 

オイシックスとヤマトは同システム利用を農業従事者らに呼び掛けており、同法人が初の参加となった。生産者はパソコンやスマートフォンから受注などの業務を済ませることが可能となる。出荷する団体にとっても、納品書などの必要書類を一括で作成できるようになるなどのメリットがある。

ベジネコは、いまだ電話やファクスでの受発注が残っている農産品の物流をより円滑にしようと、オイシックスとヤマトが連携して開発に取り組んできた。第1弾として、受注や帳票作成の業務を簡便にするシステムの提供を始めた。

オイシックスとヤマトは2019年度中に、小売店との出荷調整なども効率化できるシステムの提供を始めるとともに、受注や出荷などのデジタルデータを生かして輸送効率化を図る仕組みも構築する予定。ベジネコを用いたソリューションを21年までに1万5000の生産者に利用してもらうことを目指す。


システムの概要(オイシックス・ラ・大地とヤマト運輸提供)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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