国交省関東地整局とeロボティクス茨城など、荒川で複数の大型産業用ドローン同時飛行の実証実験へ

国交省関東地整局とeロボティクス茨城など、荒川で複数の大型産業用ドローン同時飛行の実証実験へ

全国初の「河川上空利用ルール」策定に向け展開

ドローン関連事業などを手掛けるeロボティクス茨城(茨城県かすみがうら市)と環境ロボティクス協会(東京都港区)は2月21日、福島イノベーション・コースト構想推進機構 福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)の協力を得て、国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所と合同で、荒川下流河川内で複数の大型産業用ドローンを同時飛行させた場合の動態管理実証試験を3月2日に行うと発表した。

同事務所は、荒川下流(都市部)における「荒川下流河川上空利用ルール」の策定を目指しており、実証試験の結果を生かしていきたい考え。

実証試験では、日本で2番目に大きい「霞ヶ浦」上空を活用した国交省・環境省のプロジェクト「過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業」で得られたノウハウを最大限活用し、公開実証試験に踏み切る。

実証試験は東京都板橋区~埼玉県戸田市の荒川下流河川上空で実施。以下の役割分担で展開する。

①全体管理:国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所
②無人航空機運航管理システム運用:日立製作所、福島イノベーション・コースト構想推進機構 福島ロボットテストフィールド
③飛行通信環境:NTTドコモ「LTE上空利用プラン」ほか
④飛行計画等策定・ドローンオペレーション:eロボティクス茨城、カナモトスペースエンターテインメントラボラトリー
⑤ドローン運航補助・安全管理:アイティーテクノロジーデザイン、日本ドローン機構

(藤原秀行)※いずれもeロボティクス茨城提供

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