【動画】荷物の上面に仕向け先を分かりやすく表示

【動画】荷物の上面に仕向け先を分かりやすく表示

パナソニックグループが「リテールテック」で独自の物流現場支援システム発表

パナソニックグループは3月5~8日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた「第35回流通情報システム総合展(リテールテックJAPAN2019)」に、工場や倉庫などサプライチェーンの広範囲にわたる各現場の業務効率化をサポートするソリューションや先進技術を多数紹介する専用ブースを開設した。

この中で、建物や物体など立体物の表面に映像を映し出すプロジェクションマッピングの技術を応用した荷仕分け支援システム「Visual Sort Assist」を出展した。コンベヤーを流れる荷物のバーコードをスキャナーで読み取って情報を取得した上で、荷物の上面に仕向け先を示す文字や記号、色などをプロジェクターで投影。作業スタッフが仕向け先を直感的に正しく把握できるようにする仕組みだ。映し出すサインは自由に変更ができる。

パナソニックとパナソニックシステムソリューションズジャパンは「個々の荷物ラベルを確認・判断する必要がなく、目視による判断の速度が上がり、処理能力が向上する。新人や臨時の作業員、外国人スタッフでも簡単に仕分け作業を行えるようになる」と解説している。


段ボールの上面に投影されたサイン


荷仕分け支援システムのデモンストレーション

併せて、今年2月に発売した自律走行・低床型の搬送ロボット「STR-100」のデモンストレーションを行った。最大搬送重量は800キログラムで、かご台車の下に潜り込み、持ち上げて移動させる。電子地図を基に自動走行できるため、導入に際して床に磁気テープを貼るなどの工事が不要なのが強みだ。専用のシステムソフトを活用すれば同時に最大100台までを動作させられるという。


自律走行する搬送ロボット



搬送ロボットのデモンストレーション

物流などの「現場プロセスイノベーション」を体現

ブースはパナソニックグループが全面に打ち出している製造業や物流などの「現場プロセスイノベーション」をテーマに掲げ、「見える化・データ活用ゾーン」と「自動化・作業支援ゾーン」の2種類で構成。

前者は2017年に買収したベルギーのシステム開発会社ゼテス・インダストリーズの技術を生かして配送の進捗状況を可視化するソリューションや、物流施設にも導入可能な世界最先端の水準を持つ顔認証技術「KPAS」などを展示。工場や物流・流通業へのソリューションの共同開発に関する覚書を締結した米JDAソフトウエアと連携し、棚の欠品を画像認識で自動検出するシステムなどもお目見えした。

後者はレストランの厨房を自動化するソリューションや、荷物のサイズを3Dで迅速に計測できるシステム、コールドチェーンを構成する機器・設備の異常を離れた場所から温度で早期発見できるソリューションなどが並んだ。

出展に際して記者会見したパナソニックの社内カンパニー、コネクテッドソリューションズ社で常務エンタープライズマーケティング本部長を務める山口有希子氏は「展示スペースは前回の約3倍に拡大した。パナソニックの本気度をぜひ見ていただきたい」と強調した。

(藤原秀行)

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