AirXが日本初、「空飛ぶクルマ」のプレオーダー機体第1機納入を完了

AirXが日本初、「空飛ぶクルマ」のプレオーダー機体第1機納入を完了

中国メーカー製、実用化目指すMASCに

ヘリコプター運航などを手掛けるAirXは3月23日、2022年初頭に中国で「空飛ぶクルマ」を開発するEHang(イーハン)にプレオーダーした機体の1機、AAV(自律飛行型航空機)の「EH216-S」を、同じく空飛ぶクルマの開発などを手掛ける一般社団法人MASCに納入したと発表した。

AirXはEhangと業務提携し、日本国内で同社製空飛ぶクルマのプレセールスを担う契約を締結している。AirXは、日本国内の事業者がプレオーダーした空飛ぶクルマの機体を納入した事例は日本で初めてと説明している。


「EH216-S」


納品したEH216-S機体の外装と内装

AirXは、2025年の大阪・関西万博で空飛ぶクルマによるエアタクシーサービスを実現させることを念頭に置いており、20年代後半の商業化を見据えて空飛ぶクルマの法整備が進む中、社会受容性を上げるための活動や実証飛行の実施などを推進し、空飛ぶクルマの確実な社会実装を達成していきたい考え。

(藤原秀行)※写真はいずれもAirX提供

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