Gaussy、HAI ROBOTICSのケース搬送ロボでサブスクサービス開始

Gaussy、HAI ROBOTICSのケース搬送ロボでサブスクサービス開始

ソフトウェアや保守まで一括提供

三菱商事などが出資し、物流向けロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」を手掛けるGaussy(ガウシー)は3月29日、新たに中国系ロボットメーカー、HAI ROBOTICS JAPANのケース搬送ロボット「HAIPICK(ハイピック)」で、サブスクリプションサービスを開始したと発表した。

HAIPICKは高さのある棚に格納したケースの中から、ピッキングする商品が入ったものをロボットが自動的に取り出し、ピッキング作業エリアまで自動的に運ぶ。倉庫スペースの上部まで保管スペースとして使える上、防火区画をまたいで広く利用できるため、倉庫や工場の空間利用効率向上につながるとみている。


HAIPICK(Gaussy提供)

一般的な段ボールケースの格納にも対応。保管スペースを従来の最大2分の1まで圧縮できると説明している。

サブスクサービスはHAIPICKのハードウェアとソフトウェア、保守まで一括で提供する。利用者はGaussyの担当者と初めて面談してから1週間以内に概算料金の試算を得られるという。

横浜市鶴見区でGaussyが展開しているRobowareのショールームで実機を確認できる。

Robowareはほかにも、インド発祥のロボットベンチャーGreyOrange(グレイオレンジ)製の「Ranger(レンジャー)GTP」(旧名Butler=バトラー=)など複数のロボットを取り扱っている。

(藤原秀行)

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