東京大学発の自動発注AI、分析機能を大幅アップデート

東京大学発の自動発注AI、分析機能を大幅アップデート

未来在庫数や予測販売数など、発注に役立つ様々な指標を確認可能

infonerv(インフォナーブ)は5月26日、東京大学の研究者チームが開発したEC・卸売り・メーカー・商社向けの自動発注AI「α(アルファ)-発注」に関し、商品ごとの在庫分析機能を強化したと発表した。

「α-発注」は2021年5月にサービスの提供を開始。化粧品、アパレル、家具、雑貨や小物など幅広いジャンルで導入が進んでいる。新たに、登録されたデータが自動で集計・分析され、発注量を決める上で重要な指標を簡単に確認できるようアップデートした。

情報は理解しやすい形で提供しており、例えば在庫推移グラフでは、出荷数や在庫量の推移などを、任意の期間で絞って視覚的に把握できるようになっている。

以前に比べて出荷数が増えているか減っているかといった最近の販売傾向や、どの時期に需要が高まるか、無駄な在庫を抱えていないか、などを視覚的に理解できるようサポートする。

また、今後の販売予測数や在庫量の減少予測など、AIによって予測された未来の情報についても視覚的にチェックできる。

将来の⼊出荷予定数を含めて未来の在庫量の推移が描かれるため、リードタイムが⻑い商品を扱っている事業者は特に活用できると見込む。

確認できるデータは、

・日別入出荷数実績
・週別入出荷数実績
・月別入出荷数実績
・将来の入出荷予定数
・入荷時予測在庫数
・検知事項一覧
・予測販売数(リードタイム期間)
・直近販売数実績
・昨年同期販売数実績
・過去30日間の出荷数
・過去30~60日の出荷数
・過去60~90日の出荷数
・在庫回転率
・単純予測販売数(今後1年間/月別)
・AI計算情報※

となっている。


(いずれもinfonerv提供)

(藤原秀行)

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