Jリートのプロロジス、兵庫・猪名川町のスポンサー開発物件取得の優先交渉権返上

Jリートのプロロジス、兵庫・猪名川町のスポンサー開発物件取得の優先交渉権返上

準共有持ち分50%保有、「追加投資は特定単一エリアへの集中過度に高めると判断」

Jリートの日本プロロジスリート投資法人の資産運用を担うプロロジス・リート・マネジメント(PRM)は4月11日、物件供給スポンサーのプロロジスから取得の優先交渉権を付与されている物件のうち、兵庫県猪名川町の「プロロジスパーク猪名川1」に関し、準共有持ち分を現在の50%から引き上げるのを見送ると発表した。優先交渉権はプロロジスに返上する。

PRMは返上の理由について「追加投資は、特定単一エリアへの集中を過度に高めることとなると判断した」と説明している。優先交渉権返上に伴う違約金などは発生しないという。

PRMは併せて、プロロジスが開発中または計画中の物件のうち、投資法人の投資方針に合致するとみなす「パイプライン物件」から、「プロロジスパークつくば3」(茨城県つくば市)、「プロロジスアーバン東京足立1」(東京都足立区)、「プロロジスアーバン東京足立2」(同)、「プロロジスアーバン東京大田1」(東京都大田区)の4物件を除外することも公表した。

PRMは「安定的かつ強固なポートフォリオを構築することを企図して検討を行った結果、現在の本投資法人の保有ポートフォリオの規模および構成に鑑みて削除することとした」と話している。

現在、PRMが優先交渉権を付与されている物件は「プロロジスパーク草加」(埼玉県草加市)、「プロロジスパーク八千代1」(千葉県八千代市)、「プロロジスパーク古河4」(茨城県古河市)の3物件となった。

(藤原秀行)

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