「2024年問題」に対応、働きやすい環境整備図る
埼玉を地盤に食品物流を手掛けるアサヒロジスティクスは4月13日、保有する全車両に関し、2024年3月末までをめどに、一部を除いてオートマチックギア(AT)車への切り替えを完了すると発表した。
トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」への対応として、ドライバー確保が不可欠のため、全車両のAT車化で運転の負荷を減らし、働く環境の改善を図る。
につなげます。これにより、物流業やトラック運転経験の有無、年齢、性別にかかわらず活躍いただける物流業界にすることを目指してまいります。
3月末時点で全車両1509台中1232台(約82%)がAT車となっている。23年度中には、一部対象外の車両を除く残りの6%に相当する91台のAT化を実施し、未経験者や若年層、女性の物流業界への進出を後押ししたい考え。
グループの川越自動車学校の過去3年間の普通免許取得者に関するデータによれば、新規で普通自動車免許を取得する割合はAT限定が78%と、AT限定免許取得希望者の割合が非常に高い結果となっている。アサヒロジスティクスは「このことからもトラックのAT化はドライバー確保に有効であると考えられる」と指摘している。
(藤原秀行)※いずれもアサヒロジスティクス提供