霞ヶ関キャピタル、仙台と福岡・古賀で3温度帯対応のマルチ型物流施設開発着手

霞ヶ関キャピタル、仙台と福岡・古賀で3温度帯対応のマルチ型物流施設開発着手

いずれも24年6月竣工見込む、空港や港湾に近接

霞ヶ関キャピタルは5月1日、アセットマネジメント業務を受託しているドライ・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応したマルチテナント型物流施設の開発が仙台市と福岡県古賀市の計2カ所で本格的にスタートしたと発表した。いずれも2024年6月の竣工を予定している。

このうち、「LOGI FLAG DRY & COLD 仙台泉Ⅰ」は延床面積3万8165㎡を計画。東北自動車道の泉ICから約1kmと至近で、仙台市中心部から10km圏内、仙台港から20km圏内。仙台市街地への近距離配送に加え、東北地方の広域輸送のハブ拠点として機能させることも可能と見込む。

南北方向に長く、北、西、南側三方路に接面する敷地特性を生かし、北側の3層のドライ倉庫棟と南側の4層(1,2階バースのため2層使い可能)の冷凍冷蔵棟で構成。ドライ棟、冷凍冷蔵棟はそれぞれ2テナントに分割することが可能な設計を採用している。

環境に配慮し、冷凍冷蔵棟に設置される冷凍冷蔵設備は自然冷媒によるものを導入。施設屋根には太陽光発電パネルを設置することで、最上階の熱負荷を軽減するとともに比較的安価な電力を提供できるようにし、入居テナントの運営費用低減を図る。


(左:物件イメージパース、右:『LOGI FLAG DRY&COLD 』ロゴ)

施設計画概要

(1) 物件名称

LOGI FLAG DRY & COLD 仙台泉Ⅰ

(2) 所在地

宮城県仙台市泉区大沢二丁目12-2,12-3(地番)

(3) 交通

東北自動車道「泉IC」より約1km

(4) 敷地面積

17,993.77㎡(5,443.11坪)

(5) 延床面積

38,165.95㎡(11,545.19坪)

(6) 竣工予定

2024年6月

(7) 建物構造

鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上4階建

(8) 設計

株式会社塩浜工業

(9) 施工

株式会社塩浜工業、株式会社ヤマダ技研

(10) 入居テナント

未定(最大4テナント)

一方、「LOGI FLAG DRY & COLD 福岡古賀Ⅰ」は延床面積3万6796㎡を想定。福岡市と北九州市を結ぶ要所に位置しており、九州自動車道の古賀ICから約3km、福岡ICから約15kmに立地。福岡空港と博多港まで30分圏内で、空路と海路双方のアクセスに優れ国内外との貨物輸送にも対応可能。

1階は環境に配慮した自然冷媒による冷凍冷蔵設備を設置した冷凍冷蔵区画とする。冷凍冷蔵の区画は約1000坪から賃貸可能にし、最大3テナントの入居が可能。設定温度を変更できる機能を有し、幅広い商材や運用を受け入れられるようにする。

2階および3階はドライ区画で、荷物用エレベーター3基、垂直搬送機3基を実装し、倉庫内オペレーションの効率化を図る。ドライの区画は約2000坪から賃貸できる設計で、最大3テナントが入居できるようにする。


(左:物件イメージパース、右:『LOGI FLAG DRY&COLD 』ロゴ)

施設計画概要

(1)  物件名称

LOGI FLAG DRY & COLD 福岡古賀Ⅰ

(2)  所在地

福岡県古賀市玄望園14-1,14-2(地番)

(3)  交通

九州自動車道「古賀IC」より 約3km

JR鹿児島本線「古賀駅」より 約5km

(4)  敷地面積

23,849.80㎡(7,214.56坪)

(5)  延床面積

36,796.20㎡(11,130.85坪)

(6)  竣工予定

2024年6月

(7)  建物構造

鉄骨造地上3階建(耐火構造)

(8)  設計

株式会社塩浜工業

(9)  施工

株式会社塩浜工業

(10)  入居テナント

未定(最大6テナント)

(藤原秀行)※いずれも霞ヶ関キャピタル提供

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