寸断時にトラックで代替
JR貨物東海支社(名古屋市)と岐阜の多治見通運(岐阜県多治見市)は5月10日、災害などに備えて鉄道コンテナ輸送のバックアップ体制を共同で構築すると発表した。
台風や大雨、地震などで鉄道輸送網の一部が寸断した際、全国の貨物駅をクロスドック(コンテナ積み替え拠点)として活用し、物流の安定運営維持を図る。2023年度にサービスを開始する。
有事の際、事前に定めた貨物駅から、列車が運行している区間の貨物駅までトラックで代替輸送を行うことで、鉄道コンテナ輸送のサプライチェーンを維持する。
両社が打ち出すスキームは、4月21日付で多治見通運ほか数社が中小企業庁の「連携事業継続力強化計画」で認定を受けたサプライチェーン維持計画を活用している。
連携の概要
災害発生時
代替輸送
JR貨物は上記認定を受けた利用運送事業者が連携することで、一定の貨物について、鉄道コンテナ輸送のサプライチェーンを維持できるとみている。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用