イオン、荷物輸送時のストレッチフィルム再利用したポリ袋発売

イオン、荷物輸送時のストレッチフィルム再利用したポリ袋発売

事業過程で出る廃棄物最小化

イオンは6月2日、「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約2700店舗で、資源循環型リサイクルの取り組みの一環で開発した「トップバリュベストプライス 荷物を運ぶ時に使う きれいなフィルムを もったいないからもう一度使ったポリ袋」と「トップバリュベストプライス リサイクルトイレットペーパー」を発売すると発表した。

「荷物を運ぶ時に使う きれいなフィルムを もったいないからもう一度使ったポリ袋」は、これまでごみとして廃棄されていた、事業過程で発生する梱包用ストレッチフィルムを、「リサイクルトイレットペーパー」は、イオン本社で排出された書類や紙ごみをそれぞれ全て一元回収して製品化した。

イオンは買物袋持参運動や店頭での資源回収など、資源循環の促進に向けて継続的に取り組んでいます。2020年には「イオン プラスチック利用方針」を策定し、使い捨てプラスチックの削減や素材の転換、店舗を拠点とした資源循環モデルの構築を進めている。

このたび発売するポリ袋の原料となる梱包用ストレッチフィルムは、輸送時の破損防止や物流倉庫内で保管する際の積み上げによる荷崩れを防ぐために、商品自体に巻き付けて使用している。これまでフィルムは大半を廃棄処分していたが、汚れや不純物が少なくリサイクルに適した資源のため、物流センターから回収・再生したリサイクル樹脂を一部使用(外袋20%・本体10%)したポリ袋として発売する。

この取り組みを通じて、将来的には年間約200tのプラ資源 リサイクルによる製品化につなげたい考え。

また紙資源についても、イオン本社で排出される書類や紙ごみを全て一元回収し、リサイクルして製品化する取り組みに加え、今年1月に「イオンモール座間」では、神奈川県座間市との紙ごみリサイクル協定に基づき、従来は焼却されるだけだったフードコートの紙ごみ回収を開始。今後は取り組みを全国に拡大することで、月間約2000tの紙資源リサイクルによる商品化が可能だと見積もっている。

<資源循環型リサイクルイメージ>
【販売概要】

商品名:トップバリュベストプライス 荷物を運ぶときに使う きれいなフィルムを もったいないからもう一度使ったポリ袋

発売日:6月2日(金)より順次
展開: 「イオン」「イオンスタイル」など、全国 約2700店舗
品目数:7種類
規格: 薄手平袋30L(50枚)、薄手平袋45L(50枚)、取手20L(30枚)、取手30L(30枚)、取手45L(30枚)、平袋45L(30枚)、厚手取手45L(10枚)
価格帯:本体198円(税込217.80円)~本体298円(税込327.80円)

商品名:トップバリュベストプライス リサイクルトイレットペーパー


発売日:6月6日(火)より順次
展開:「イオン」「イオンスタイル」 など、全国 約1500店舗
品目数:4種類
規格:シングル100m×12個、シングル100m×8個、ダブル50m×12個、ダブル50m×8個
価格帯:本体378(税込415.80円)~本体528円(税込580.80円)

(藤原秀行)※いずれもイオン提供

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