オートロックでも可能に、物件の価値向上図る
マンションのサブリースなどを手掛けるJPMCは6月6日、運用している賃貸住宅で、ライナフが提供している「スマート置き配」を試験導⼊すると発表した。
まず1都3県と⼤阪府、愛知県の賃貸⽤居住物件36棟（1148⼾）で導⼊。JPMCは「スマート置き配」を採用することで、オートロック付きマンションでも届け先の不在時に、⽞関前などに置き配ができるようになり、物件の価値向上につながると期待している。
オートロックエントランスのある物件ではセキュリティの問題から⽞関前の置き配の利⽤は難しく、宅配ボックスが設置されている住宅も収容数に限りがあり、満杯時には使⽤できず再配達が発生してしまうなどの課題があった。
「スマート置き配」は、オートロック付きマンションに、エントランス⽤スマートロック「NinjaEntrance（ニンジャエントランス）」を設置して共⽤エントランスの鍵をデジタル化することで、配達員が部屋の前など、受け取る側があらかじめ指定した場所で荷物を届けられるのが特徴。スマートロックは一時的に使えるため、セキュリティーを確保できると見込む。
（藤原秀行）
