メモリやストレージの世界的メーカー米キングストンがサプライチェーン計画業務向上へブルーヨンダーのSaaS導入

メモリやストレージの世界的メーカー米キングストンがサプライチェーン計画業務向上へブルーヨンダーのSaaS導入

供給の最適化など促進

メモリとストレージソリューションの世界的メーカーKingston Technology Far East(キングストン・テクノロジー・ファーイースト)は6月7日、サプライチェーンの計画能力と顧客満足度を向上させるため、パナソニックコネクト子会社で米業務効率化支援ソフトウェア大手BlueYonder(ブルーヨンダー)が手掛けるSaaSベースのサプライ計画ソリューションを導入すると発表した。

キングストンはトップクラスのデータセンター、クラウドプロバイダー、PCメーカー、スマートデバイスなど次世代のトレンドを開発する企業に、メモリとストレージソリューションを供給している。供給の最適化、顧客サービスレベルの向上、資産活用の向上を目指してブルーヨンダーに相談した。

今後、ブルーヨンダーのソリューションを導入することで、キングストンはサプライ計画ソリューションを中核とした、包括的なサプライチェーン高度化戦略を実施するとともに、製造と供給を合理化するために、より正確で洞察力のある調整された計画を作成することを想定。組織の効率化に注力し、事業の成長と生産の拡大を支援することも狙っている。

ブルーヨンダーのサプライ計画ソリューションは、キングストンにサプライチェーン計画業務の包括的なビューを提供。需要を満たすためのグローバル目標とバランスを取りつつ、材料不足の状況下でも計画シナリオを共同作成し、処方的な推奨を適用して製造ネットワーク全体で正確かつ迅速な意思決定を行えるようにする。

サプライチェーンのパフォーマンスを向上させ、在庫切れを最小限に抑えるとともに在庫回転率を最大化し、最終的にはカスタマーエクスペリエンスの向上につながるとブルーヨンダーはみている。

(藤原秀行)

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