SGLとSGLPを融合して3PLビジネスの多様化・高度化図る
SGホールディングス(SGH)は3月29日、全額出資子会社で国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(SGL)とSGLの100%子会社である佐川ロジスティクスパートナーズ(SGLP)を4月1日付で経営統合すると発表した。
国内ロジスティクス業界はサプライチェーンの最適化や販路の多様化、労働力不足対応、テクノロジーの進化など事業環境の変容が近年著しい。
SGHグループではこれに対応するため、顧客のニーズに合わせた物流設計を行うSGLのオーダーメード物流、共通プラットフォームを複数の顧客が利用する物流モデルであるSGLPのレディーメード(既製品)物流を融合。3PLビジネスの多様化・高度化を図るとともに、国内ロジスティクス事業の効率化を狙いに両社の経営を統合することにした。SGLが存続会社としてSGLPの全事業を継承する。
今回の経営統合を契機にロジスティクス事業の新たなソリューション提案につなげ、顧客に最適なサービスを提供していく方針だ。
(鳥羽俊一)