JPRとupr、パレットなど物流容器の循環型運用実現する新システムを11月開始へ

JPRとupr、パレットなど物流容器の循環型運用実現する新システムを11月開始へ

双方の資産を有効活用し顧客に提供、他社にも参加呼び掛け

日本パレットレンタル(JPR)とユーピーアール(upr)は7月14日、今年4月に共同開発・運営で合意していた新システム「X-Rentalオープンプラットフォーム」(クロスレンタルオープンプラットフォーム、XROP、読みはクロップ)に関して業務提携契約を締結し、今年11月に両社顧客への提供を開始すると発表した。

XROPはパレットをはじめとする物流容器の循環型運用を実現するためのサービス基盤。両社が有するIT基盤や人的リソース、輸送力を相互利用する目的で共同開発した。

両社はXROPを活かし、パレットなど物流容器の循環型運用を展開する上で、より効率的で充実したサービスを顧客へ提供する。両社はパレットレンタルなどのユーザーがXROPを活用することで、コスト削減や業務負荷軽減を図ることが可能になるとみている。

XROPはまず両社の既存顧客を対象に案内を開始。今後は他のレンタル事業者や自社物流容器を所有・運用する企業にも加盟を呼び掛ける方針。


(両社提供)

▼「XROP」の概要
1. 共通IT基盤:X-Web(クロスウェブ) サービス
企業間における物流容器の共同利用・運用をサポートするWebアプリケーションサービス。共通の拠点マスタとユーザIDを使用し、DXを実現する多様なソリューションと連携する。

2. 人的リソース:X-Support(クロスサポート) サービス
企業を越えた問い合わせ対応サービス。各種手続きなどをデジタル化し、高品質なサポートを提供する。

3. 輸送力:X-Logi(クロスロジ)サービス
回収・納品の運送サービスおよび貸出・返却・保管・メンテナンスなどのデポサービス。レンタル利用のコスト削減と利便性向上が可能。

(藤原秀行)

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