国際海上コンテナ車の通行許可不要制度は5月下旬めどに詳細公表
国土交通省は4月1日、昨年設立した「重要物流道路」として、全国で供給中の区間3万5118キロメートルを指定すると発表した。
同制度は物流の観点から特に重要と判断される道路区間を国土交通大臣が重要物流道路に指定。大型トラックの通行に対応して道路構造を強化することや、災害時の復旧を国が積極的に支援する仕組みを導入することなどを打ち出している。
併せて、重要物流道路の脆弱区間の代替路や災害時拠点(備蓄基地・総合病院など)への補完路として、1万5353キロメートルも指定した。事業中や計画中の区間については、2019年度内にあらためて指定する予定。
重要物流道路のうち、道路構造上支障がないと認められる区間で40フィート背高の国際海上コンテナ車が通る際の特車通行許可を不要とする措置の詳細は今年5月下旬をめどに公表する方向だ。
(藤原秀行)