3Dビジョンが形状を正確に把握、円滑に作業自動化
Mujinは8月3日、新製品の第1弾として、工場や物流施設の自動化を実現する知能ロボット「MujinRobot」向けに、袋物対応のロボットハンドを標準ハンドのラインアップに追加したと発表した。
袋物の積み下ろしと積み付けを自動化することが可能になった。
自動化した作業の様子
MujinRobotはロボットアームに、目に相当する「Mujinビジョン3D」と手に該当する「Mujin ハンド」を組み合わせて装着した上で、ロボット知能化ソフトウェア搭載の「Mujinコントローラ」で制御している。自律的かつ臨機応変に動くことができるのが特徴だ。
新たに取り扱いを始めた袋物の積み下ろし用ハンドは上面吸着ハンドを活用し、様々なサイズ・種類の袋を、品物本体を傷付けずに搬送する。標準品の最大可搬重量は30kgで、混載品の場合も3Dビジョンが正確に形状を認識し、どのような積み方でも円滑に作業を進められるようにしている。
積み下ろし用ハンド
一方、袋物の積み付け用ハンドは、自社開発の特性ハンドを採用し、袋物を下から支えることで安定かつ高速な運搬を実現している。
積み付け用ハンド(いずれもMujin提供)
(藤原秀行)