日本トランスシティ、三重・朝日町でグループ最大の6.1万㎡物流拠点完成

日本トランスシティ、三重・朝日町でグループ最大の6.1万㎡物流拠点完成

住友電装向けサービス提供

日本トランスシティは8月4日、三重県朝日町で同社グループ最大規模となる物流拠点「三重朝日物流センター」が完成したと発表した。

地上3階建て、倉庫部分の延床面積は6万1445㎡。大和ハウス工業が建物を開発し、日本トランスシティが竣工とともに取得した。

住友電装の自動車用ワイヤーハーネス部材などの物流関連事業を担うため、同社と日本トランスシティ、伊勢湾倉庫の3社が立ち上げた合弁会社「STコネクトロジスティクス」 が活用。住友電装グループの事業展開におけるサプライチェーンに最適な物流サービスを提供する。

新拠点概要
倉庫用地
・所在地 三重県三重郡朝日町大字埋縄字川原1(伊勢湾岸自動車道 みえ朝日インターチェンジ隣接)
・面積 6万8620㎡ (2万757坪)

倉庫構造など
・倉庫構造 鉄骨造3階建
・倉庫延床面積 6万1445㎡(18.587)
・事務所棟 鉄骨造3階建1棟 延床面積約2.685mm (812坪)
・倉庫設備 垂直搬送機、 人貨用エレベーター, ドックレベラー、ソーター、空調設備等
・その他設備 太陽光発電設備、LED照明、 非常用自家発電設備等
・業務内容 自動車用ワイヤーハーネス部材等の荷受・仕分け・保管・付帯作業・配送等の物流業務

当センターは、国土交通省から2023年4月20日付で「流通業務の総合化及び効率化の促 「進に関する法律」に基づく総合効率化計画として認定されております。

3 竣工日 2023年6月30日

「三重朝日物流センター」 におけるサステナビリティへの取組み

倉庫屋根全面に3146KWのメガソーラー(大規模太陽光発電)を敷設。年間約358万1000kWhの発電量を見込む。余剰電力は中部電力ミライズに売電した上で、日本トランスシティグループの他拠点で購入する。2020年度CO2排出量(1万5768t)の10%相当を減らせると見込む。


スキーム

建築物省エネルギー性能表示制度 (BELS) で、5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、ZEB認証の最上位『ZEB』認証を取得済み。

敷地内には生物多様性に貢献できる多様な緑地や水面などを配置。特に、敷地全体の樹木を鳥類が好む在来種を中心に植栽することで、鳥による種子散布などを通じて新たな在来種の生息を図る。侵入する常緑樹および外来種の樹木を選択的に取り除くことで、地域に本来生息・自生していた植物による緑地の構成を目指している。

さらに、施設の南東角には周辺の川や水田などの環境と調和した水辺ビオトープ(生物の生息空間)エリアを設け、より多様な生物が生息できる環境を創出する。生物多様性に配慮した環境保全の計画が評価され、大和ハウスとともに一般社団法人いきもの共生事業推進協議会 (ABINC)の「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得した。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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