物流マッチングアプリ活用、配送効率化
住友商事は8月16日、白洋舍と共同で、洗濯代行サービス「Life Wash」(ライフ ウォッシュ)の本格事業化に向けたサービスの実証実験を東京都渋谷区で始めたと発表した。
住友商事の社内起業制度「0→1チャレンジ2022(ゼロワンチャレンジ2022)」で、新規ビジネスの優れたアイデアとして選出された案件。
「Life Wash」は「ストレスフリーな家事代行体験」をコンセプトに、LINEを活用した受発注システムを通じて簡単に発注できるようにしており、預った洗濯物を12時間後には畳まれた状態で返却する。1回平均45分程度の洗う/干す/畳むに要する時間を削減できる。注文すると配送業者が洗濯物をユーザーのところまで受け取りに来る。
一般的な他の洗濯代行サービスは返却までにおよそ2日間~1週間かかるが、Life Washは、物流マッチングプラットフォームを活用した物流網の効率化や、徹底したシステム管理による受注と洗濯オペレーションの組み合わせ最適化などにより、預かり当日のサービス受け取り完了を実現させる。待ち時間を解消したストレスフリーな家事代行体験を提供する。
洗濯代行にとどまらず、共働き世帯を中心とした家事課題の解決に取り組むことで、慌ただしい現代の生活に余裕を生み出し、誰もが快適で心豊かな日々を送ることが可能な社会の実現を目指す。
【0→1チャレンジについて】
0→1チャレンジは2018年度にスタートした社内起業制度で、所属・職位・年次を問わず、全世界の住友商事グループ社員を対象に、現場社員それぞれが考える新たな事業アイデアの実現を支援。今までにない新たな発想(ゼロ)から次世代のビジネス(ワン)を創造する、とのコンセプトを設定している。
2018~22年度の5年間で約1000件の応募があり、過年度のもの含め11件が事業化に向けた活動を継続している。
山本愛子氏と植田信氏
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用