音声データ解析し判断材料として提供、業務自動化を推進
ウイングアーク1stは8月22日、様々なクラウドサービスと連携し、組織内のコミュニケーション促進から意思決定までチャットで完結できるようサポートするシステム「dejiren(デジレン)」に関し、米OpenAIが研究・開発している生成AI「ChatGPT」を連携させた最新版の提供を8月23日に始めると発表した。
dejirenは異なるシステムやクラウドサービスを連携・接続し、ビジネスチャットなどの機能を利用できるようにしている。直近では「2024年問題」が顕在化する運輸業界にサービス提供している中小企業支援システム「BanSo(バンソウ)」で、財務情報などのデータをdejirenのチャット画面にアップロードするだけで専門家と連携できる仕組みを構築している。
最新版はdejirenのチャット画面から入力したテキスト・音声を、ChatGPTの応答を基にdejirenで解析した結果をチャット画面に表示する。人の判断材料をスムーズに取得できる環境を実現する。
さらに、あらかじめテーブル作成しチャット画面に必要なテキストを入力するだけで、ChatGPTの応答により商品名や金額などにカテゴリ分類したデータとしてdejirenに表示、そのまま蓄積が可能な「dejirenデータベース」も実装する。dejirenデータベースに蓄えたデータは、ユーザー企業内で人の判断材料として活用しやすいデータ資産となると見込んでいる。
管理画面イメージ
会話内容分析イメージ(いずれもウイングアーク1st提供)
(藤原秀行)