岸田首相、ガソリンや軽油など燃料油高騰受け与党に対策検討指示

岸田首相、ガソリンや軽油など燃料油高騰受け与党に対策検討指示

8月中めどに一定の方向性

岸田文雄首相は8月22日、ガソリンや軽油など燃料油の高騰が続いているのを受け、与党に新たな対策を検討するよう指示した。

首相官邸で同日、自民党の萩生田光一政務調査会長と会談し、8月中をめどに一定の方向性を示すよう、対策の検討を求めた。

資源エネルギー庁によると、8月14日時点の店頭現金価格の全国平均は、レギュラーガソリンで1リットル当たり前週から1.6円上がって181.9円、軽油も1.6円上昇し161.4円、灯油は18リットルで23円アップし2171円と、いずれも5月下旬から13週連続で値上がりしている。

政府は昨年1月以降、石油元売りに補助金を支給し、消費者への販売価格上昇を抑制してきた。支給期限は補助率縮小などをしながら延長してきたが、9月末に期限を迎える。今後、補助金支給期限の再延長などを検討するとみられる。

(藤原秀行)

政策カテゴリの最新記事