東急不動産、タイで4件目のバンコク近郊物流施設開発プロジェクトに参画

東急不動産、タイで4件目のバンコク近郊物流施設開発プロジェクトに参画

平屋建て2棟・賃貸面積4万㎡予定、24年4月竣工へ

東急不動産は9月14日、タイ・バンコク近郊の物流施設開発プロジェクトに参画すると発表した。

シンガポールに本拠を置く子会社TOKYU LAND ASIAを通じて、タイ大手上場不動産デベロッパーOrigin Property(オリジン・プロパティ)と同国の大手上場物流事業会社SCG JWD Logistics(SCGJWD)の合弁会社Alpha Industrial Solutions(アルファ・インダストリアル・ソリューションズ)が進める物流施設開発事業「アルファ・パントンプロジェクト」に携わる。

今回のプロジェクト参画で、東急不動産グループがタイで手掛ける物流施設開発事業は計4件、タイ事業参画は計9物件に達した。

ASEAN(東南アジア諸国連合)域内は現在、国をまたいだ交通網(経済回廊)の整備が進められ、タイはその中でも地理的な中心に位置していることや製造業が集積していることを背景に、物流マーケットの成長が見込まれているのを考慮した。

当該物件はタイ最大の湾岸工業地帯(EEC)を構成するチョンブリ県で展開。タイ国内最大規模の工業団地アマタシティーチョンブリ工業団地に隣接し、自動車産業をはじめとした幅広い産業からの倉庫需要が旺盛なエリア。施設計画については、平屋建て倉庫2棟から成るマルチテナント型物流施設を想定している。

タイの物流施設は新型コロナウイルス禍の中でも比較的安定したマーケット動向を示してきた。東急不動産は、人の流れや経済が引き続き活性化すれば、タイ物流マーケットのさらなる成長につながるとの考えを示した。

■プロジェクト概要
名称:アルファ パントンプロジェクト
敷地面積:約66,000㎡
賃貸面積:約40,000㎡(予定)
建物計画:倉庫
着工:2023年7月
竣工・引渡:2024年4月(予定)

<物件位置図>

<ASEAN経済回廊位置図>

(藤原秀行)※いずれも東急不動産提供

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