日本通運、水素燃料電池トラックを初導入

日本通運、水素燃料電池トラックを初導入

23年末までに20台、配送業務などの脱炭素化促進

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は10月3日、傘下の日本通運が気候変動問題対策の一環として、走行中のCO2排出ゼロを実現する水素燃料電池トラック(FCEV)を初めて導入したと発表した。


(プレスリリースより引用)

NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の中で、気候変動への取り組みを重要課題(マテリアリティ)の1つに位置付け、国際的活動「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」への賛同を表明、その提言内容に基づいた気候変動への対応を推進している。

これまでにも、ハイブリッド車や電気自動車(EV)トラックなどの環境配慮車両を国内で1万2000台以上を導入、温室効果ガスの排出削減を図ってきた。FCEVを導入し、さらに取り組みを強化する。

まず関東甲信越ブロックFBU(航空)に6台を採用した。2023年末までに合計20台を導入する計画。今後、配送業務などに活用し、脱炭素化への貢献を目指す。

日本通運は2022年7月以降、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」に、トヨタ自動車など主要自動車メーカーが資本参加しているCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT) を幹事企業とするコンソーシアムの一員として参画している。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事