大和ハウス、福島・伊達で1.7万㎡のマルチテナント型物流施設開発

大和ハウス、福島・伊達で1.7万㎡のマルチテナント型物流施設開発

東北地方全域への配送拠点として対応可能、24年10月竣工予定

大和ハウス工業は10月4日、福島県伊達市の「伊達市新工業団地(保原工業団地)」内でマルチテナント型物流施設「DPL福島伊達」を開発すると発表した。

平屋建てで延床面積は1万6986㎡を計画しており、最大2テナント入居可能な設計を採用している。竣工は2024年10月末を見込む。


完成イメージ

大和ハウスはこれまで、福島県内で「中通り」地区最大の大型マルチテナント型物流施設「DPL郡山Ⅰ」(郡山市、延床面積3万7967㎡、2019年9月竣工)や、JT東日本原料本部工場跡地の一部を活用した大型マルチテナント物流施設「DPL福島須賀川」(須賀川市、3万2167㎡、20年12月竣工)など、計3棟・総延床面積約9万㎡の物流施設開発を手掛けてきた。

「DPL福島伊達」は、伊達市が今年1月に整備を完了させた工業団地内に位置し、東北中央自動車道の伊達中央スマートICまで約1kmと近接。東北自動車道の福島JCTまで約15kmと東北地方全域への配送拠点としても優れた立地になると想定している。

阿武隈急行線の保原駅まで徒歩10分(約800m)で、従業員専用駐車場を約100台分設置するなど、テナント企業の従業員による通勤など就労環境も整備する。

工業団地で開発するため、工業団地内の工場で生産する商品の保管場所としても利用できるとうたっている。

雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしができるよう、最大42台接車可能なトラックバースを屋内に設けるほか、各区画に事務所を設置可能にし、効率的な施設運営を後押しする計画。

■建物概要
名称:「DPL福島伊達」
所在地:福島県伊達市保原町字桑田1番3
交通:東北中央自動車道「伊達中央インターチェンジ」から約1km、阿武隈急行線「保原駅」から約800m、JR東北本線「福島駅」から約6.7km
敷地面積 :30,521.74㎡(9,232.82坪)
延床面積 :16,986.66㎡(5,138.46坪)
賃貸面積 :16,808.45㎡(5,084.55坪)
入居テナント数:最大2テナント
構造・規模:鉄骨造・平屋建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計:金田建設株式会社・IKE建築設計事務所
施工:金田建設株式会社
着工日:2023年10月4日
竣工予定日:2024年10月31日
入居予定日:2024年11月1日

(藤原秀行)※いずれも大和ハウス工業提供

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