JR豊肥本線不通区間は20年度に再開の見通し、地震からの復旧進む
国土交通省は4月12日、2016年の熊本地震で損壊した同県の県道熊本高森線の「俵山トンネルルート」に関し、今年秋ごろに本復旧が全て完了するとの見通しを発表した。
現在は大切畑大橋、俵山大橋の復旧工事を進めている。現状はトンネルと旧道を使って全線で通行可能にしているが、2つの橋梁の復旧が済めば本来のルートが復活することになる。
国交省は併せて、同じく地震で被災したJR豊肥本線について、現在も運転を休止している肥後大津~阿蘇間で2020年度内に復旧工事が完了、運転再開できる見込みになったと発表した。地震からの復旧・復興が進んでいる。
俵山大橋の地震被災状況(国交省提供)
(藤原秀行)