ハコベルの配車システム活用、「2024年問題」受け需要増
西濃運輸は10月11日、セイノーグループのハコベルの配車システムを活用した貸切便のマッチングサービス「見つカルチャーター」の販売を5月に全店で開始したことに関し、直近の8、9月の売り上げが連続で対前月1.5倍を超えたと発表した。
出荷人が貸切便(1社の荷物だけを目的地まで運ぶサービス)の手配をする場合、物量に応じた車両を探すため、各運送会社へ電話をするなど、手間や時間が掛かっている。さらに最近は「2024年問題」を受けて中小の運送会社が撤退や値上げを行っており、運送会社を見つけることが一層難しくなっている。
「見つカルチャーター」は、貸切便の見積り・配車手配・配達完了の確認がwebだけで完結できるのが特徴。出荷人の都合に合わせて配車業務を行えるため、配車業務の効率化につながると説明している。配車状況や配達状況をWeb上の一覧で確認することも可能。
好評を踏まえ、今後は西濃運輸以外の輸送グループでも順次、販売を開始していく予定。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)