現役配車係ら提唱のプロジェクト始動、イメージ改善目指す
トラックドライバーはカッコいいぜ!―。日々のドライバーの業務を紹介したハイセンスな動画を制作してユーチューブにアップし、イメージを“憧れの職業”へと改善していくことを目指すプロジェクト「Axis Log Project」が4月15日に始動した。
同プロジェクトはツイッターで注目されている現役配車係の「とらとらとら」氏が提唱し、現役のドライバーで映像制作会社「KeMu(ケーム)※」の専務も務めている平松廣也氏が動画制作を担当した(※:eの上に横並び2つ点)。
併せてドライバーに関する情報を掲載したサイト「ブルル」を運営する物流企画サポート(東京)がプロジェクトを支援、日本SCM協会も後援している。
動画に用いた素材は各地のドライバーが提供したもので、昼夜を問わず、荷物を無事届けるという使命を果たそうと各地を走り回る姿が映し出されている。
実際のドライバー応援動画
ドライバー応援動画(「Axis Log Project」提供資料より引用)
プロジェクト名の「Axis」は軸、「Logi」は物流をそれぞれ表しており、「運送業は産業の軸」との思いを全面に押し出したという。“イケてる動画”を広く公開することで、ドライバーという職業が持つ社会的意義の大きさを知ってもらう契機としたい考えだ。
プロジェクト開始に際し、「とらとらとら」氏は「ベテラン配車係に『ドライバーもお客さま』と教えられ、どうすればドライバーさんが働きやすい業界になるのかと考えるようになりました。ドライバーさんの仕事はとても誇れること。それをたくさんの人に伝えたい」とコメント。
平松氏は「全国のクリエイターとのネットワークがあり、次回は撮影会も開催したい」と話している。
(藤原秀行)