空輸で専用コンテナに医薬品を補充、廃棄物回収も
名古屋鉄道は10月31日、愛知県から受託した「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル 2030』 実証実験業務」の一環として、「医療コンテナへの医療物資輸送」をテーマとした実証実験を同県豊田市で行うと発表した。
実験は11月15日に実施する予定。プロドローンが機体提供と実際の運航を担うほか、 愛知医科大学病院、豊田市の協力も得る。
災害時やイベント会場で医療を提供するために必要な機材を収めた「医療コンテナ」に、ドローンが補充用の医薬品などを届けるとともに、廃棄物を回収して府足袋飛び立つことを想定している。
医薬品の輸送を通して、高付加価値品におけるドローン輸送の安全性や品質保持の適正性を検証するとともに、往復利用で運用効率を高められるかどうかを見極める。
想定しているビジネスモデル
実証実験では、愛知県医科大学病院が「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」開催に向けて、具合の悪くなった観客やスタッフの診療を行うために三河湖スペシャルステージ付近に設置したものを使用する。検証当日は病院に見立てた拠点からドローンが離着陸し、片道約3kmを飛行する。
飛行経路
【実施エリア】愛知県豊田市和合町日向～羽布町川合
※赤線が飛行予定経路
使用予定のドローン
製 品 名：PD6B-Type3（プロドローン製）
機 体 サ イ ズ：2,169mm×2,387mm
重 量：約 20kg（バッテリー搭載時）
最大飛行時間：最大約 28 分
最大風圧抵抗：12m/s
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
