悩みの共有や情報収集促進、24年度はサークルへの昇格目指す
ダイワコーポレーションは12月19日、独自の新たな社内イベントとして、11月14日に「子育て世代のしゃべり場」を開催したと発表した。
子どもを持つ社員が悩みを共有したり情報収集したりできるよう促す場として展開。次世代にも子育てしながら働ける安心感を持ってもらえる働きやすい会社を考える機会にもすることを考えている。
(ダイワコーポレーション提供)
2023年度は育児休業から復職する社員が多く、すでに時短勤務で働く子育て中の社員らが「復職する方のサポートをできたら」と考えて、会社に開催を提案したという。
今年度復職した社員も含めた4人の女性社員が中心となって企画、全社員を対象に「子育てと仕事の両立アンケート」を実施した。「交流できる場がほしい」「希望者のみの参加がよい」「子育て世代のサークルができるとうれしい」との声が目立ったため、小学生までの子どもがいる社員から参加希望者を募り、座談会を開いた。
当日は1歳未満から小学生の子どもがいる社員12人(うちリモート参加2人)が参加。特別ゲストとして曽根和光社長も参加した。参加者全員が安心や共感を得る場が社員発案でできたことがよかったと感想を語った。
ダイワコーポレーションは、約1時間半の会ではそれぞれ家庭の子育ての在り方や勤務先でのサポートについて話が盛り上がり、座談会「子育て世代のしゃべり場」に参加した全員が「参加に満足した」と回答したと話している。
同社は今年度、職場の活性化と福利厚生の一環として社内サークルを設立しており、24年度以降、今回の会合をサークルに昇格させることを目標に準備を進める予定。
参加者の声(抜粋)
・さまざまな考え方が得られたし、まだまだ配慮すべき部分は多いのではと考えるきっかけになりました。
・今回は業務時間内ということもあり、短い時間でしたがとても楽しい時間でした。あらためて子を持つ親としての自覚を持つ良い機会にもなりました。まだまだ話し足りないこともありましたので、今後もぜひ開催してほしいです。
・物流現場にいるとなかなか会えない方もいるので、定期的にこのような会があったらうれしいです。今後のママ社員たちがより働きやすくなるような話し合いができたらもっと良かったかなと思います。
・育休中の社員や、これから結婚・出産を考えている社員たちに、社内報などで先輩ママ社員たちの経験を伝えたいです。幼稚園・保育園それぞれのメリット・デメリットを経験談を踏まえて伝えることで、今後社員たちのライフプランニングに役立つのではないか、と思います。
(藤原秀行)