霞ヶ関キャピタル、物流施設メーンのJリート組成へ準備本格化

霞ヶ関キャピタル、物流施設メーンのJリート組成へ準備本格化

冷凍・冷蔵倉庫など運用、早期の投資資金回収サイクル確立目指す

霞ヶ関キャピタルは1月10日、東京証券取引所に上場するJリート(不動産投資信託)の組成に向け、本格的に準備を開始すると発表した。自社で開発する物流施設がメーンの投資対象となる予定。

昨年11月1日付でJリートのポートフォリオに組み込む資産の運用を担う子会社「霞ヶ関リートアドバイザーズ」を立ち上げた。投資法人の設立時期のめどなどは明らかにしていない。

霞ヶ関キャピタルは倉庫内の冷凍に使うフロンガスの規制強化や物流現場の人手不足・高齢化、冷凍食品の需要増などを踏まえ、冷凍・冷蔵の自動倉庫や3温度帯の倉庫の開発に注力している。

Jリートを組成して自社開発物件を譲渡することで早期に投資資金を回収できるサイクルを確立し、中長期的に安定して倉庫開発を続けられるようにしたい考え。

既に物流施設をメーンの投資対象とするJリートは複数、東証に上場しているが、冷凍・冷蔵倉庫が運用資産の軸となるJリートは実現すれば初めてになるとみられる。

(藤原秀行)

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