501億円、保有比率は3割に上昇
日本製鉄とみずほリースは4月24日、みずほリースグループが日本製鉄から5月9日付で同社傘下の日鉄興和不動産の株式14.85%を追加取得すると発表した。
実際に取得するのはみずほリース子会社のエムエル・エステートで、取得額は501億円の予定。
みずほリースグループの日鉄興和不動産株の保有比率はそれまでの15.29%から30.14%に上昇する。ただ、追加取得するのは議決権がない種類株のため、議決権ベースでは従来の22.24%から変わらない。日鉄興和不動産は引き続き、日本製鉄の持分法適用会社であり続ける。
みずほリースと日鉄興和不動産の両社は2021年8月に業務提携契約を締結し、物流施設開発用地の取得などで協業を進めてきた。今回、旧来の業務提携契約を終わらせた後、あらためて4月24日付で資本・業務提携を結んだ。
両社は今後、物流施設の開発などで連携を強化するほか、不動産私募ファンドの運用などにも注力したい考え。
(藤原秀行)