東京センチュリー、海運分野の脱炭素化に貢献可能技術向け船舶ファンドへ出資

東京センチュリー、海運分野の脱炭素化に貢献可能技術向け船舶ファンドへ出資

洋上風力発電支援など

リース大手の東京センチュリーは1月12日、海運分野の脱炭素化に資する技術に投資する海外の船舶ファンド「Blue Ocean 4Impact LP(BO 4Impact)」に出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。

BO 4Impactは環境配慮型船舶のリース事業を展開しているPurus Marine Holdings(プルス・マリン・ホールディングス、ケイマン諸島)を通じ、脱炭素化に資する環境配慮型船舶の保有事業などを手掛けている。

Purus Marineは2030年代に同社保有船舶からのCO2排出量ネットゼロを視野に入れ、洋上風力発電支援船、脱炭素化に不可欠な燃料輸送に資する液化天然ガス(LNG)運搬船・アンモニア運搬船などへ投資するほか、CO2排出量削減に貢献する電動フェリーなどエネルギー転換に関わるバリューチェーン全体を投資対象に設定している。

東京センチュリーの船舶事業は「専門性×高機能ソリューションの提供とESG/SDGsに資する新たな事業創造」をミッションに掲げ、脱炭素関連分野を次の成長領域と位置付けている。BO 4Impactへの出資を通じ、海運分野の脱炭素化に要する知見・ノウハウの吸収を図るとともに、これまで築いてきた船舶ビジネスの強みをさらに深化させていきたい考え。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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