ヒューリック、千葉・柏で自社開発3件目の物流施設が竣工

ヒューリック、千葉・柏で自社開発3件目の物流施設が竣工

2万㎡、ドライバーズラウンジ設置

ヒューリックは2023年12月20日、千葉県柏市で開発してきた物流施設「ヒューリックロジスティクス柏」が竣工したと発表した。

地上4階建て、延床面積は2万659㎡。同社が独自ブランドで展開している、首都圏の人口集積地に近接した立地で展開する「ヒューリックロジスティクス」シリーズとしては3件目。


施設の外観


広域図

常磐自動車道と国道16号の結節点となっている柏ICに至近の十余二(とよふた)工業団地内に立地し、大都市間の中継拠点や消費地への配送拠点に活用できると想定。つくばエクスプレスの柏たなか駅から徒歩約18分、柏の葉エリア・柏駅周辺からのバス便も利用可能。

建築基準法の約1.25倍の強度に準ずる構造体を採用。2回線受電(本線予備線方式)、非常用発電(72時間相当)なども取り入れ、水害対策として倉庫・事務所床レベルとキュービクル基礎を想定浸水高より高い位置に設置、BCP対応に万全を期している。

外部認証として BELS(☆5)、CASBEE柏(B+ランク)の取得に加え、大容量の太陽光発電設備(設備容量約608kW、年間発電量約62.7万kWh)を実装し、ZEB認証を取得した。

脱炭素化のため、エンボディドカーボン(上流のScope3)削減にも積極的に取り組み、舗装材に環境配慮型アスファルトを使っている。

床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5m、基本柱スパン12m×11.6mと標準的な機能を装備。大型ウイング車のオペレーションに配慮し、オーバースライダー開口高は5.2mとしている。

庫内の区画壁はシャッター主体で構成し、自由度の高い庫内レイアウトの実現に寄与。ドライバーズラウンジを設け、庫内従業者用の家具付セットアップラウンジもオプションで設置できるようにしている。大型車動線と従業員動線を分離し、安全かつ円滑な搬出入オペレーションを後押しする。


1階倉庫


1階トラックバースa


1階のドライバーズラウンジ


所在地

建物概要
名称:ヒューリックロジスティクス柏
所在地:千葉県柏市新十余二9番1
交通:
常磐自動車道「柏」ICより約1.4km
つくばエクスプレス「柏たなか」駅 徒歩約18分
敷地面積:10,126㎡(3,063坪)
延床面積:20,659㎡(6,249坪)
構造・規模:柱鉄筋コンクリート造、梁鉄骨造 地上4階建
竣工:2023年12月
設計・施工:五洋建設株式会社
監修:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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