斉藤国交相が説明、国が工事代行
斉藤鉄夫国土交通相は1月23日、閣議後の記者会見で、能登半島地震で甚大な被害を受けた能越自動車道と国道249号などについて、馳浩石川県知事の要請を受け、道路法などに基づき国が本格的な災害復旧工事を代行すると発表した。
斉藤国交相は能越自動車道や国道249号に関し、被災が極めて大規模な箇所があることなどから「本格的な復旧には数年かかる見込み」との見方を示した。
能越自動車道については、県が管理している約38.2kmが対象。盛土部の道路が崩落するなど被害が深刻で、崩壊を免れた盛土部も不安定な状態になっていることや橋梁が損傷していることなどを考慮した。
併せて、国道249号の沿岸部約52.9km(石川県珠洲市~輪島市)も地割れや段差、道路の大規模な崩落、トンネルや橋梁など構造物の損傷が複数箇所で発生しているため、復旧工事を代行。地滑り対策も施す。
能越自動車道の被害状況(国交省資料より引用)
(藤原秀行)
工事代行の概要はコチラから(国交省ホームページ)