LexxPluss、工場や物流センターの作業負荷軽減後押しする製品2種類開発

LexxPluss、工場や物流センターの作業負荷軽減後押しする製品2種類開発

エレベーターとAMRを容易に連携させるシステム、既存台車向け牽引器具も

次世代の自動搬送システム開発を手掛けるLexxPluss(レックスプラス)は1月30日、2種類の新製品を発表した。

エレベーターやシャッター、PLC(コントローラー)で制御している生産設備と有線で接続し、同社が手掛けている次世代の搬送システムと自動連携が可能なIoTソリューション「Konnectt Hub(コネクトハブ)」と、既存の台車を500kgまで無改造の状態で同社の自動搬送システムに接続できる牽引用器具「WaniGripper(ワニグリッパー)」。

いずれも工場や物流センターの現場作業の負荷軽減と自動化促進に貢献できると見込む。

このうち、Konnectt Hubはエレベーターや既存設備の制御盤に直接接続すると、円滑に同社の自動搬送システムやロボット管理システム「Konnectt」と接続。複数の設備と自動連携ができるのが特徴。

複数階にまたがる工場や物流センターでの物資の行き来の自動化、生産ラインへの部品供給工程の無人化など、「AからBにモノを自動で運ぶ」を超えた、高度連携を実現できると想定している。


Konnect Hub

一方、WaniGripperは同社の自動搬送ロボット「Hybrid-AMRに搭載することで、改造が困難な汎用台車を自動的に着脱・牽引できるようにする専用器具。かご台車を流用する卸売物流センターや、配送拠点などでの高度自動化を実現できると想定している。


WaniGripper

「Konnectt Hub」の概要
寸法:324×410×184mm
電源要求:単相AC100V
保護回路:ブレーカー(5V)内蔵
設置方法:屋内壁面への固定
入出力仕様(基本):
入力接点(PNP対応)×10
接点(24V火災受信用)×2
出力接点×12
通信仕様:Wi-Fi2.4 / 5GHz (IEEE 802.11 a/g/n)
動作環境温度範囲:-25~40度
連携機能:
・エレベーター連携機能
・シートシャッター連携機能
・PLC連動機能
・防火シャッター連携機能
・火災報知器連携機能

「WaniGripper」の概要
最大牽引能力:500kg
台車の改造:不要
代表的な牽引台車
かご台車(小型)W800×D600×H1700mm
かご台車(大型)W1100×D800×H1700mm
6輪台車 1260×D425×H1520mm
自動連結機能:所定の場所に置かれた台車を自動的に牽引する機能
自動連結解除機能:指定された搬送先に台車を停め台車を自動的に切り離す機能
安全機能:
緊急停止ボタン(追加搭載)
台車検知機能(追加搭載)
台車の端部高さ:175mm~250mm
台車の端部寸法:L字フレーム L50~H40mm

(藤原秀行)※いずれもLexxPluss提供

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