ライナフとパルシステム、オートロックマンションで展開可能な「スマート置き配」で提携

ライナフとパルシステム、オートロックマンションで展開可能な「スマート置き配」で提携

希望するマンションには無償でシステム設置

オートロック付きマンションでも使える「スマート置き配」を提供するライナフと生活協同組合パルシステム東京は3月19日、置き配に関して提携したと発表した。

パルシステム東京はスマート置き配を活用し、オートロック付きマンションで置き配サービスを提供できるようになる。組合員の利便性向上と配送スタッフの効率改善、再配達削減による環境負荷低減を見込んでいる。

パルシステム東京は現在約53万世帯が利用している。以前から置き配による配達を実施してきたが、都心部はオートロック付きマンションの比率が高く、置き配で商品を届けられないケースが増加していた。

また、日中不在の組合員が荷物を受け取ることができないため、やむなく休会・退会するケースも見られ、対応が課題となっていたため、ライナスのスマート置き配を採用することにした。

今後、「オートロック付き」を理由にパルシステムの利用を諦めていた入居者や管理組合から、サービスを利用したいとの要望がある場合は、ライナフが無償(初期・月額・工事費全て不要)で新たにスマートロックを設置する。

スマート置き配はライナフが独自に開発したスマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」で共用エントランスの鍵をデジタル化することで、受け取り側があらかじめ指定した場所に、配達員が荷物を届けられる。


(ライナフ提供)

配送パートナーごとに認証された配達員のみが入館できる仕組みのため、エントランスの解錠履歴は全て記録され、セキュリティに配慮している。

(藤原秀行)

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