C&F、AZ-COMのTOB提案受け社外取締役ら参加の特別委員会設置

C&F、AZ-COMのTOB提案受け社外取締役ら参加の特別委員会設置

交渉に関与、意見や指示など実施予定

C&Fロジホールディングスは4月1日、AZ-COM丸和ホールディングスから3月にTOB(株式公開買い付け)実施の方針を伝えられたのを受け、特別委員会を設置したと発表した。

今後、状況に応じてC&Fの経営陣らに意見を述べたり、指示や要請を行ったりして交渉に関与する予定。

メンバーはチョコレート製造などを手掛ける名糖産業の水谷彰宏元社長らC&Fロジ社外取締役5人と、公認会計士の和田芳幸氏の計6人。全員、AZ-COMと利害関係はないという。

AZ-COMは5月上旬をめどにTOBを開始したいとの意向を表明。C&Fについて「独力での事業運営による持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現可能性には課題を残しているものと考えている」などと狙いを強調しており、最終的にC&Fの完全子会社化を目指す意向を明らかにしている。

C&FはTOBについて、AZ-COMから事前に説明はなかったと開示している。今後は敵対的な買収になるのかどうかが注目される。

(藤原秀行)

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