資産流動化でヒューリックや産業ファンド投資法人などへの譲渡実現
シービーアールイー(CBRE)は5月9日、ロジスティードが保有していた国内物流施設32物件の売却を全面的にサポートしたと発表した。
昨年中旬、ロジスティードから保有不動産に関するアドバイザリーの依頼を受け、保有資産を圧縮するアセット・ライト推進のための資産流動化のプランを含む戦略を策定。
CBREの金融サービス部門、インベストメントバンキングが軸となり売買仲介部門や物流施設のリーシング部門と連携、 ロジスティードの国内32物件のセール&リースパックを活用した取引を実施した。
32物件のうち大型4物件をヒューリックと米投資ファンドKKR系のJリート、産業ファンド投資法人などが出資する私募ファンドに、その他の28物件を産業ファンド投資法人にそれぞれ売却した。総額は2100億円超に達した。
併せて、CBREは売却を支援した20物件のプロパティマネジメント業務も受託、今年3月に実際の業務を開始した。
(藤原秀行)