追加出資、フォークリフトのレンタルなど強化図る
芙蓉総合リースは5月31日、タイで物流事業を手掛ける持分法適用関連会社PLIC(プリック)の株式を追加取得し、連結子会社化したと発表した。
別の連結子会社の保有分も合わせたPLIC出資比率を従来の49%から100%まで高める。追加取得額は開示していない。
芙蓉総合リースは経営資源を集中投下する成長ドライバーの1つに「モビリティ物流」を位置付け、車両領域と物流領域を中心に、パートナー連携を軸としたワンストップ型サービスを国内外で展開、新たなビジネス領域の拡大を図っている。
PLICは1996年、タイでフォークリフトのレンタル会社として発足し、2022年に芙蓉総合リースが一部株式を取得した。予防的メンテナンスに強みを持つフォークリフトビジネスに加え、倉庫の建築、物流機器・システムの導入コンサルなどの物流領域における各種ソリューションを積極的に展開。物流関連企業が集積するタイの市場で幅広い顧客基盤を有している。
株式追加取得でPLICと連携を強化し、物流機器の導入をワンストップでサポートする物流ソリューション会社としてのPLICの機能強化を図るとともに、グループのタイにおける事業基盤の拡大、「モビリティ物流」分野のグローバル展開を加速させたい考え。
PLICの概要
名 称 | PLIC Corp., Ltd. |
所在地 | タイ パトゥムターニー県 |
代表者の役職・氏名 | 大久保 孝雄 |
事 業 内 容 | フォークリフト事業:レンタル・販売・メンテナンス 物流事業:物流倉庫・物流機器の設計・コンサル・販売設置等 |
設立年 | 1996 年 |
資本金 | 60 百万タイバーツ |
出資比率( 従 来 ) | 創業者 49%、FGL Holdings (Thailand) Co., Ltd 49%※、その他 2% |
出資比率(株式取得後) | FGL Holdings (Thailand) Co., Ltd 51%、当社 49% |
※芙蓉総合リースの連結子会社でPLICの純粋持ち株会社
(藤原秀行)