トナミHD、経営破綻した石川の物流企業アペックスを37億円で子会社化

トナミHD、経営破綻した石川の物流企業アペックスを37億円で子会社化

事業を分割・継承、規模拡大図る

トナミホールディングスは6月3日、昨年10月に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請、経営破綻した石川の物流企業アペックス(金沢市)が設立した新会社の全株式を同日付で取得、完全子会社化したと発表した。

トナミHDは今年3月、アペックスの再生支援スポンサーになることを決めたと発表していた。

アペックスが6月3日付で物流・倉庫などの事業を分割し、社名をエーピー管財に変更。分割した会社が新生アペックスとなった。トナミHDの株式取得額は約37億円。負債はエーピー管財が引き継いだ。

アペックスは冷凍・冷蔵食品の輸送を中心に手掛け、グループで石油販売や板金塗装なども展開してきた。トナミHDは各事業を取得し、事業規模拡大を図る。

(藤原秀行)

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