米UPS、傘下で3PL手掛けるコヨーテロジスティクスを1590億円で売却へ

米UPS、傘下で3PL手掛けるコヨーテロジスティクスを1590億円で売却へ

同業のRXOに、業績不振踏まえ小口宅配強化

米UPSは6月23日、傘下で3PL事業を手掛けるコヨーテロジスティクスを、同業のRXOに10億2500万ドル(約1590億円)で売却すると発表した。2024年の年末までに手続きを完了する見通し。

コヨーテは2006年創業。UPSが15年に約18億ドル(約2800億円)で買収した。

UPSは宅配需要の落ち込みや人件費上昇に加え、昨年夏に労使が激しく対立し、顧客が離れたことが響いて収益が悪化。今年1月には従業員1万2000人を今年上半期中に削減する方針を表明している。

コヨーテも当初想定したほど、シナジーを発揮できていないことなどを考慮、売却して中核の小口宅配を強化したい考え。

(藤原秀行)

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