ENEOSグループが展開、10mの大型トラックにも対応可能
SGホールディングスグループで大型家具家電の設置輸送・移転などを手掛けるSGムービングは7月1日、ENEOSが7月2日に始める、EV(電気自動車)トラックが利用可能な商用車向け共用充電ステーション実証実験に参画すると発表した。
東京エリアの配送で実際に稼働しているEVトラック
実証実験は、ENEOSグループのENEOSウイングが運営する「新木場TS(トラックステーション)」(東京都江東区新砂)で、EVトラックにも使える商用車向け共用充電ステーションを提供。商用車の電動化を後押しすることで、物流業界が直面する「長時間の充電による時間の制限」、「充電インフラへの投資負担」、「基礎充電器設置スペースの制約」、「EVトラック向けの経路充電不足」といった諸問題の解決を目指す。
日本で初めて最大全長10mのEVトラックにも対応可能な共用充電ステーションを設置し、物流業界が共同で実装実験に加わり、EVトラックの普及拡大に協力する。
共用充電ステーションには2プラグ・最大出力90kwのハイパワー充電器を設け、大型車両1台または全長5m以下の小型車両2台が同時に急速充電できるようにする。さらに、タブレット端末やPCから受付ができる事前予約制を採用し、他の車両との充電時間が重なって待ち時間が発生することを防ぐ。
SGムービングも既に17台のEVトラックを稼働させているという。
(藤原秀行)※いずれもSGムービング提供