利用者向けサイトの提供も開始、運用支援充実
GOは7月3日、交通事故削減を支援する次世代AIドライブレコーダー(ドラレコ)サービス「DRIVE CHART」(ドライブチャート)が6月にサービス開始5周年を迎え、契約車両数は8万台を突破したと発表した。
DRIVE CHARTはタクシーや営業車、走行距離の長いトラックなど、プロの現場で多く採用される交通事故削減支援サービス。リスク運転削減に寄与する機能を順次拡充し、2023年12月には眠気を検知して居眠り運転を未然に防ぐ「居眠り警報」機能を実装した。
ドライバーのまぶたの状態からAIが眠気を検知し、アラートを鳴らすことで居眠り運転を抑制して事故発生を回避する仕組み。眠気検知時に管理者へもリアルタイムで通知するため、即時に具体的な指示をドライバーに出すことが可能。
併せて、顧客が成功体験を重ねられるようにする「カスタマーサクセス」を活用した運用支援充実に注力。準備段階から導入、運用までの各フェーズで継続的なサポートを提供し、業種や運用体制に合わせた効果的な活用方法を提案するよう努めている。
昨年10月に発表した、効果的な交通安全対策に取り組んでいる企業を表彰する「Safety Driving Award」では、グランプリ受賞企業各社が取り組む再現性の高いリスク運転削減方法を共有する「DRIVE CHART活用勉強会」を開催し、約500人が参加した。
また、今年4〜5月に実施した、社用車を保有する全国の企業111社、4万5000人以上の管理者・ドライバーが合同で事故削減運動を実施するプロジェクト「DRIVE CHART交通安全運動2024」では、カスタマーサクセスによる支援をより強化し、参画企業ごとに前年同月比での「1000km当たりリスク運転数」20%削減を目指して展開。参画企業全体のリスク運転削減割合は目標値を上回る25%に到達し、企業別の最も高いリスク運転削減率86%の成果につながった。
4月から一部エリア・時間帯において運行が始まっている「日本型ライドシェア」の車両でも、一部タクシー事業者による一般ドライバーの教育および運行管理に活用されているという。
最新の取り組みとして、7月1日にDRIVE CHART利用者向けカスタマーサイト「DRIVE CHART ナビ」の提供を開始した。活用方法をいつでも学べるe-ラーニングをはじめ、リスク運転削減に効果的な事例紹介、車両にまつわるコラムなどを通じて、カスタマーサクセスが蓄積した様々な知見を積極的に伝えている。
※ 以下レポート検知項目に対応
サービス名 |
DRIVE CHART(ドライブチャート) |
リアルタイム検知項目 |
衝撃・車間距離警報・衝突警報・脇見警報・居眠り警報・マニュアル録画 |
レポート検知項目 |
脇見運転・車間距離不足・一時不停止・速度超過・急ハンドル・急加速・急減速・急後退 |
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サイト |
(藤原秀行)※いずれもGO提供