ギークプラス、12mの高所保管可能なケースハンドリングロボ最新モデル提供開始

ギークプラス、12mの高所保管可能なケースハンドリングロボ最新モデル提供開始

人手の最大8倍の生産性実現とアピール

ギークプラスは4月4日、物流倉庫の保管・ピッキング作業効率を両立して向上させる自動ケースハンドリングロボット(ACR)に関し、新たに「RS(Robo Shuttle)シリーズ」の提供を日本国内で開始すると発表した。

併せて、ACR・AMR(自律型移動ロボット)の一体型構造を取り入れて導入コストを抑えた最新モデル「RSAir」を2025年夏に発売する。

 
 

最大12mの保管ラック群をピッキングロボットが約1.2〜1.8m/秒のスピードで移動し、荷物を作業員の手元まで運ぶ「Tote-to-Person」モデルを採用。従来の手作業のみの倉庫と比較して、ストレージ容量が最大5倍増加し、人手中心の運用と比べて最大8倍の生産性を実現できるとみている。

ダブルディープ方式により左右2列の棚への入出庫が可能。柔軟な伸縮仕様のため、防火区画の制約にとらわれず設置できるのもメリットと強調している。

「RSAir」は現行のRSシリーズと電源供給方法が異なり、プラグからの直接供給に変えたことで、ロボットの移動スピードが向上(4m/s)。SKU(最小管理単位)当たりの出荷量が多く、生産性を求める現場に最適とみている。

(藤原秀行)※いずれもギークプラス提供

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