3者トータルで11%超に
米投資ファンドのダルトン・インベストメンツと同社の関連ファンド、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NAVF)など3者が、トランコムの株式を買い増したことが分かった。
ダルトンなどが7月19日付で関東財務局に提出した株式保有の変更報告書で明らかになった。
内訳はダルトンが直近の報告書に記載していた8.29%から8.37%に、NAVFが1.80%から2.91%に、その他の共同保有者が0.24%から0.48%にそれぞれ上昇。3者の合計で10.33%から11.76%に上がった。
3者合計の保有比率は、トランコムの筆頭株主で資産管理会社AICOHの26.09%(今年3月末時点)に次ぐ規模となっている。
ダルトンはトランコム株保有の目的について「発行者の株価が過小評価されており魅力的な投資機会であると考えて、発行者の株式を取得し長期的に保有する」などと説明。NAVFとその他の共同保有者は「投資および経営陣に対する経営の助言ならびに状況に応じて重要提案行為等を行う」と記している。
(藤原秀行)



