【現地取材】アライプロバンス、東京・東葛西の8.7万㎡物流施設を公開

【現地取材】アライプロバンス、東京・東葛西の8.7万㎡物流施設を公開

8月竣工予定、小規模利用の需要に対応

アライプロバンスは7月23日、東京都江戸川区東葛西で開発を進めているマルチテナント型物流施設「アライプロバンス葛西A棟」をメディアに公開した。

地上5階建て、延床面積は8万7122㎡。同社が自ら開発している物流施設としては、千葉県浦安市の「アライプロバンス浦安」に続いて2棟目となる。竣工は8月の予定。


施設の外観

同社は敷地内で2棟の物流施設を開発する計画を進めており、A棟は1棟目。現時点で4社の入居が確定済みで、イオングループのインターネットスーパー「グリーンビーンズ」などが利用することを計画中。契約完了エリアは全体の2割弱で、ラストワンマイル配送拠点や保税倉庫などの用途で引き合いが来ているという。

首都高速湾岸線の葛西IC西行出口、葛西IC東行出口までそれぞれ約4.1km、浦安ICまで約7km。東京メトロ東西線の葛西駅へ徒歩23分、JR京葉線の葛西臨海公園駅まで約3.1km。

江戸川区の土地区画整理事業の一環として建設。地元住民らに配慮し、歩道や緑道、公園を整備する。また、同施設が近接する旧江戸川で建設が計画されているスーパー堤防が完成した際は、緑道を堤防まで伸ばす予定。災害時の水上からの物資搬送にも使えるようにすることを想定している。

物件全体を「ハイパースペース・ロジスティクス」と称しており、柔軟な利用区画設定が可能になる設計を取り入れている。1階は2714㎡から入居できる中規模区画を設定。2~3階はフロアを最小1157㎡(350坪)から使えるようにし、小規模な利用ニーズにも対応可能にする。

4~5階はメゾネット仕様の大規模区画とする。ランプウェーで上層階へ直接トラックが乗り入れられる。


1階の倉庫スペース


1階の車路


5階の倉庫スペース


トラックバース

敷地の南側には「アライプロバンス浦安」の庭園もデザインした著名な建築家の菅原大輔氏が手掛けたアート庭園「葛西アートの森」を設置。リゾート風の雰囲気を醸し出しながら、枯山水の要素を取り入れ、庭石にはアライプロバンスの前身の旧新井鉄工所工場の庭石に使われていたものなどを再利用している。


アート庭園

5階の北側と南側にそれぞれ共用のカフェテリアラウンジを設けるほか、北側には24時間営業の無人コンビニも導入する。

災害対策として、江戸川区のハザードマップを踏まえ、キュービクル(高圧受電設備)や発電機、受水槽の高さを浸水予測より高い3.8mに設置。受水槽は倉庫内で働く想定人員の3日分の飲料水を確保できるよう設計しているほか、停電時に72時間電源を供給可能な非常用電源設備も取り入れる。


「ビーチ」をテーマにした南側ラウンジ


共用の屋上スペースからの眺望


自由に出られるデッキを備えた北側ラウンジ

現地で同日、記者会見したアライプロバンスの新井太郎社長は「浦安よりはるかに大規模で、まさに当社の本丸の事業とも言える。物流業界の方々、あるいは荷主企業やテナントの皆様はもとより、地域の方にも活性化につながるようなプロジェクトになると確信している」と強調した。


会見する新井社長

物件概要
所在地:東京都江戸川区東葛西9丁目24-2他
延床面積:87,122.30㎡(26354.49坪)
交通:
■首都高速湾岸線「葛西IC西行出口」・「葛西IC東行出口」までそれぞれ約4.1km
■首都高速湾岸線「浦安IC」約7km
■東京メトロ東西線「葛西駅」徒歩23分
■JR京葉線「葛西臨海公園駅」まで約3.1km
用途地域:工業地域
規模・構造:地上5階建・鉄骨造・耐火構造
容積率/建蔽率:200%/60%
設計:西松建設株式会社 一級建築士事務所
施工:西松建設株式会社
駐車場:
■バース128台(4t:192台、10t:128台)※40ftコンテナ車対応
■トラック待機場10台(10t:10台)
■駐車場113台(普通車106台、軽自動車5台、バス2台)
■駐輪場149台(自転車:133台、バイク:16台)

(川本真希、藤原秀行)

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