トライアルでは顧客対応時間短縮で人件費40万円削減
引っ越し事業者の支援サービスなどを手掛けるリベロは7月24日、同社が運営を担っている「引越業界の未来をつくる会」の協力を得て、引っ越し業界に特化したクラウド型業務基幹システム「HAKO-Tec(ハコテク)」の開発とトライアル版の試験運用を完了、7月1日にサービス提供を開始したと発表した。
ハコテクは「物流の業務基幹システムは数多く存在するが引っ越し専用のシステムは存在しない」「使いやすいシステムがないためいまだに紙とホワイトボードを使用している」といった、引っ越し事業者が抱えている課題に対応するために開発。受付から配車~請求管理までの業務プロセスを一元管理する機能を備えている。
引っ越し事業に必須な業務をクラウド上で、一括管理・運用することが可能となり、作業効率の向上とコスト削減を実現できると見込む。
トライアルでは、内勤15人規模の引っ越し事業者がハコテクを駆使することで、1件当たり顧客対応時間を約20分短縮し、月間267時間の短縮・人件費40万円の削減につながったという。スピーディーな連携で人的ミスを防ぎ、顧客満足度向上にも貢献できると想定している。
(藤原秀行)※いずれもリベロ提供